切りっぱなしボブ、ワンレン外ハネ…そろそろ飽きてきた、という方もたくさんいるはず。そこでJENOでは、流行を取り入れつつ、誰でも挑戦しやすいデザインを提案。代表の堀江昌樹さんに、詳しくお聞きしました。
だんだん軽めのデザインが増え、ウルフの人気も高まってきていますが、ウルフは実は結構、冒険する気持ちがないとできないヘアなので、実際にやる人はそれほど多くはありません。大多数の方はナチュラルを希望されますので、ナチュラルさの中にウルフっぽさを取り入れたりすることが重要です。切りっぱなしボブとかワンレン外ハネも流行りましたが、ありふれてしまい、それに飽きて、今まさにカットの“質”が問われる時代です。フィット感とか奥行き感を出すなど、ひとり1人のお客様に合わせ、より似合わせにフォーカスしていくことが求められているのではないかと思っています。
ハイトーンやブリーチ、グラデーションカラーやグレージュなどの“外国人風”ヘアの人気はずっと続いていますが、だからといって髪のダメージは気にしない、という人が少なくなってきています。そういうヘアを楽しみつつ、髪をきれいに見せたいというニーズが高まってきており、それに対応できる薬剤も出てきています。バサッとというよりツヤとか潤いを見せていくアプローチがスタンダードになっていくのではないかと思っています。アッシュ系カラーも髪が傷んで見えるイメージが強いので、ブリーチをしなくても赤味を消すことができるカラー提案が増えていくのではないでしょうか。
JENOの基本はナチュラルカジュアルですが、モードすぎず、コンサバすぎず、キュートすぎず、という絶妙なラインを狙っていきたいですね。ベタなウルフというより、ボブベースでひし型っぽくしたり、誰でも取り入れやすいモードっぽさを出したり。また、パーマで柔らかなウェーブをつけてニュアンスを出すのもおすすめです。全頭でなくても部分的にでもパーマをかけると印象が変わるので推していきたいです。カラーは、グレージュ系の人気が高いですが、それにパープルを混ぜたりしてツヤっぽく見せるのがおすすめです。特に大人世代は、アッシュのくすみが気になると思うので、ナチュラル系カラーを混ぜてツヤ感を出していこうと思います。