CUT TECHNIQUE01/AFLOAT 宮村浩気×JOEWELLシザーズ|毛先に厚みと丸みを出して軟毛に動きを与える

毛先に厚みと丸みを出して、ドライカットで毛量調整をしながら動きの出やすいスタイルにするカットテクニックです。ロングから大胆にイメチェンをして若々しいデザインに仕上げます。

COUNSELING

スタイリングがしやすいようにウエイトを残したボブにする

髪が長くてスタイリングがしにくく、軟毛でペタンコになり動きが出ない髪質です。短くして気分を変えたいというご要望なので、少しウエイト感を残したミディアムボブにイメチェンします。

STYLIST ADVICE

毛先に厚みを残しながら
毛量調整で髪に動きを与える

AFLOAT CEO 宮村 浩気さん

少しウエイト感を残しながら、毛先に丸みを出すためにベースはグラデーションでカットします。ただし、カールを作りやすく動きが出るように、内部の毛量調整は量感を確認しながらしっかりと行います。また、表面に動きをつけるため、スライドカットで丁寧にレイヤーを入れます。

TECHNIQUE PROCESS

1/バックのアウトラインをカット。1パネルでノーテンションでチョップカット。設定は肩にかかる位置。使用するハサミはXPG-63。

2/バックにグラデーションを入れる。毛先を扇形に広げてチョップカットをして毛先のラインをぼかす。

3/パネルは大まかに取って削るような感覚でグラデーションを入れる。

4/サイドのアウトラインのカット。チョップカットでバックとつなげる。

5/バックと同様にサイドの毛先もグラデーションカットをする。大まかにパネル展開をしてラインをぼかす。

6/トップのカット。パネルを真上に引き出し、チョップカットで毛先をぼかす。

7/前髪のカット。自然な毛流れを出すため両サイドのコーナーをカット。ベースカットの終了。

8/ドライカット。厚みを残しながら毛先に丸みを出すため、2〜3cmの毛束を取って刃先でスライドカット。使用するハサミはXPG-60B。

9/ミドルセクションは量感を確認しながらランダムにスライドカット。中間から毛先をカットしてふんわり感を出す。

10/表面は少しレイヤーを入れるように短い毛を作って動きを出す。毛束を薄く取って毛先付近にスライドカットをする。

11/盆のくぼや耳後ろなど髪が溜まりやすい部分は、根元付近から毛量調整をする。ただし、ハサミの開閉は細かくして丁寧にカットする。

12/サイドは顔まわりからスライドカット。内部の量感を落としながら動きを出す。

13/サイドの表面は髪を動かしたい部分をランダムにスライドカット。毛束を少量ずつ取って毛先のみカットする。

14/前髪は毛先チョップカットで馴染ませてランダムなカットラインにする。使用するハサミはXPG-W17。

After

15/カット終了。

CUT TECHNIQUE02/AFLOAT JAPAN 鈴木 司×JOEWELLシザーズ|レイヤーオングラデーションで厚みと動きを出す

Hair/宮村 浩気(AFLOAT) Make/鈴木 司(AFLOAT JAPAN) Photo/生駒 由美 Text/前田 正明 構成/らしさ編集部
取材協力:AFLOAT(アフロート)

※2016年3月8日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税8%の税込価格です。
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