坂巻流 これぞ美髪エアリー坂巻哲也オリジナルレザーテク大公開!
レザーだからこそできるこの技
求めるディテールや質感作りに応じてレザーを使いこなせば、デザインの幅がもっと広がる…。それがレザーカットのよさ。髪の悩みを解決する匠の多彩な技をご紹介します!
tech01 ふんわり内巻きにしたい!
パネルの内側をカットする“インサイドカット”
髪は長い毛から短い毛に向かって流れる性質があります。従って、内巻きにしたい場合は、パネルや毛束の内側をカットする『インサイドカット』が効果的です。特にストレート毛の場合は、毛先にニュアンス的な方向性が生まれます。パーマヘアの場合は髪にうねりがあるので、ランダムな方向性も生まれるでしょう。さらに、束感を強調したい場合は、適量の毛束を引き出し、中間あたりからカットするといいでしょう。
tech02 サイドを外ハネにしたい!
パネルの外側をカットする“アウトサイドカット”
これは『インサイドカット』と同じ考え方で、流したい方向にカットをすれば髪は流れます。後方に流したいのであれば、毛束の後方を、外ハネにしたい場合は毛束の上をそれぞれ『アウトサイドカット』すれば効果的です。また、毛先を細くして束感を作りたい時は、毛束の前後左右を慎重に削りながらカットするといいでしょう。レザーはそんな繊細なカットに適したツールと言えます。
tech03 長さを変えずにボリューム調整
パネルの間を間引いていく“スカルプチャーカット”
スタイリングレザーにはセニングタイプの替刃もありますが、レギュラータイプの替刃にもコーム形状のカバーがついているので、適度のセニング効果があります。それに合わせて、パネルに空間をつける『スカルプチャー』が最適です。レザーを縦に入れて、文字通り彫刻的に間を間引くカットテクニック。パネルのどの部分からカットするか、あるいはどれくらいの分量をカットするかで量感が変わってきますから、計算をお忘れなく。
tech04 この量と髪質をなんとかして!
カラーリング感覚の“ウィービングカット”
『スカルプチャーカット』よりランダムな質感が出せるのがこの『ウィービングカット』。チップの取り方で、さまざまな質感が求められます。さらに、カットした短い毛と、残した長い毛がブレンドされて、上部に適度なボリューム感が生まれ、毛先は軽い束感も生まれます。レザーを使った削ぎの効果で、ハサミではできないテクニック。ただし、不揃いな長い毛が目立つ場合は、ハサミでメンテナンスカットをして、きれいに仕上げてください。
tech05 毛先をランダムに遊ばせたい!
毛束をねじって“ツイストカット”
毛先の動きや方向性をランダムにしたい場合は、毛束を軽くねじった『ツイストカット』が最適です。毛束をツイストすることによって、毛先に自然な不揃い感が生まれます。このように、レザーカットはストレート毛だけでなく、ツイストしたり、パーマ毛などにもカットがしやすいツールです。また、ハサミでは出せない質感や表情つけも可能。ボリューム調整やフォルムコントロールなど、今までとは違う味わいが感じられるでしょう。
使用アイテム
スタイリングレザー/レギュラータイプ
技術者のこだわりと多彩なテクニックに対応した、世界中で愛用されているカット用レザー。
お問合せ先:
フェザー安全剃刀株式会社
理容商品部:
TEL.06-6458-1632(大阪)
TEL.03-3865-1831(東京)
http://www.feather.co.jp/
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